朝、お茶しようね。

そのときに話せたはなしは、本当にそのとき一瞬のみの奇跡で、思い出すことも、重複することもできず、そこにしか存在しないもの。
消滅するのは、時間か。ううん、あの場所に、あのまま存在し続ける気がするなぁ。わからないけれど。
乾いていて、それが潤ったのかとおもったけど、なんかそんなみずみずしいなんてことはないから違うなぁ、なんだろうなぁっておもって、そうだな、ねちょねちょした粘っこい、だけど透明で、そういう系。いまの気持ち。

そういう系、とかいって、伝える気ない文章。
ふふふ、もし読んでくれている方がいるなら申し訳ない。
でも、伝える気がない文章、好きだな。
伝えることが目的なのではなく、そのときだけ発せる言葉を
できるだけ自己満足で。
できるだけ、迷惑をかける。ひとに。

それで、わたしは目と、口と、肌と、大切にできるようになってゆく。じぶんのからだ。

だってね前にね、コナン先生がゆったの、保健室で。
わたしはもう駄目になっていて、とてもすがる気持ちで、保健室に行ったの。
そうしたらコナン先生はひとしきり話したあと、最後の最後に「こんな風に、ひとの時間をとったらいけない」と言った。
あのときの感謝の気持ちを忘れたくない。あんな状態のわたしに、そんなことを言ってくれたこと。簡単に済ませなかったこと。整然と、コナンはコナンのままで、本当にあのとき保健室に行って良かった。ひとは、ひとの時間をとるし、だっていっしょに生きるから、迷惑だし、かけるし、だけど「ひとの時間をとったらいけない、ひとに迷惑をかけない人になりなさい。そして、あなたが必要とされて、あなたがいないとだめだと言ってもらえる人になりなさい。」と言った。
きっとあのときに話したのがとんちゃんだったら、いっしょに泣いてくれたんだと思う。でもそうじゃなくて良かったんだとおもう。だって、それでやっと今になってさ、いっぱい他人とお互い迷惑をかけて生きていこうって思えるんだもん。いっぱいひとの大切な時間を割いてもらって生きてゆくの。お互いに。それがわかるから。感謝は、何年も越えて、形を越えて、再びやってきた!!

わたし、いつか、やさしい人になるの。
こどもの頃に決めたの。将来は、優しい人になるって。