帰国日メモ

東京。
バスで昭島まで帰る。日本のバスは快適だなぁと思う。
「恵まれてる」という言葉について、今までもこれからも繰り返し思考を続ける。
日本は本当に「恵まれている」と思う、確かにそうだ。今は素直にそう思う。
砂埃がない。四季がある。車が、トイレが、バスが、綺麗だ。
それだけのことなのに、それが本当に凄いことのように思う。頭で理解するのではなく、実感として思えるということが、経験なのだろう。

雨が降っている。明日も雨なのだろうか。夜は地面が濡れてライトが光る。綺麗ね。
羽田の周りにはロマンチックな思い出がいっぱいある。誰も彼もきっとそうなのだろう。だってTOKYO。かっこいいよね。戦後の日本が、本当に今のカンボジアのような状態だったとして、そうだとしたら、一体誰がどれだけ頑張れば、こんなことになるんだろう。

鏡みて、がっかりしないか心配したけど大丈夫だった。彼氏を遠くから見たら、彼も日本人だった。大丈夫だった。こういう、背筋の伸びる、鼻がすっとする瞬間が大切で、この瞬間のためにきっと海外に住んで一時帰国をするんだと思った。頑張ろう。きちんと生きよう。今まで通り、変わらずに!